サイファ復帰からオスティアまで

どうも


昨日オスティア出まして。
チームメンバーの力ゆえとはいえど、せっかく2位を取ったんだからレポ書こうと思いましたけど、レポ書こうにも別に透魔カムイありふれてるしなあと思いまして。
それならサイファ復帰から付けていた日記みたいのがあるし、それをもとに成長記録を書いてからレポを載せればいいのではと思い立ちましたので、それを書きます。
日記を見返してみると、新しいものに取り組む際の人の誤解の流れが表れているので、サイファに限らず色んなことに役立つのではと思います。
また、成長記録を読んでからレポを読むと「あいつも3年間がんばってきた男なんだ。侮ってはいけなかった」と田岡(陵南のコーチ、木暮くんを侮っていた)の気持ちになれるでしょう。
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このブログが、たとえわずかだとしても、みなさまのお役に立てれば幸いと思います。
いちおうつかったやつ
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それではまずは成長記録を記します。






日付:10/22
出来事:
サイファ復帰を決める。
有識者3人からの助言に従い透魔カムイを作成。構築については、有識者の1人にして透魔アドバイザーの資格も保有するサカイさんのものをそのまま使用
コンセプトの認識:
リョウマ6cカムイ男を主軸に打点を作りつつ、サイラスリリスで相手の動きを妨害できることが強いデッキと認識していた。
基本的にはサイラスリリスで妨害しながら顔を詰めてゆき、トドメかその少し前にリョウマカムイ男の流れでショットを作るというイメージ。
振り返り:
基本的に令和サイファの知識はほぼ0からスタート(フォデス組んではしゃいだ以外なんもしてない)
この当時から「リョウマ6cカムイからのサイラスリリスで完封」という無敵要塞ザイガス作成プランは教えてもらっていたものの、「あんなこといいな できたらいいな」なものと認識していた。
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実際は、透魔王の効果や6cカムイ男の絆回収があるため、狙いさえすれば成功率は高いのだが、当時はこれを主軸に据えようと思っていなかった。「そりゃ不思議なポッケ(リストバンドのこと)は叶えてくれるかもしれねえけどなぁ」と思っていた
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日付:10/25
出来事:
一級透魔アドバイザーサカイからの指導&久々の公認&身内とのフリー。
大まかに動きを教えられる。その後公認に出たが、いまいち勝てないという感覚を得る。がしがし殴ってもいまいち殴り抜けることができず、リョウマ6cカムイサイラスリリス無敵プランもなかなか作れるものではない。後ろを触る手段が限られているのも相まって、殴りにリソースを吐いていると盤面形成が不十分になりがちで、そのため盤面作りに徹する相手に凌ぎきられると泥沼化orそのまま負けになってしまうという結果となっていた。
サカイさんとぺっぽこ曰く待つ方がいいらしいので、環境にいそうな真ん中とそのデッキのリソース確保方法をみて回ることに
コンセプトの認識の変化:
がしがし殴るという根底こそ変化しないが、最初から展開しまくって殴るというよりは、処理されないと思われるユニットのみ展開して殴る方針に転換。加えて相手のキーカードを抑えつつこっちのリョウマで殴りきって勝つというコンセプトに変化。
この段階でも無敵要塞ザイガス形成プランは夢物語と認識していて、あくまで中速のビートとして運用していた
振り返り:
実のところ、透魔カムイに関するアドバイスはこの段階でほぼ出尽くしていたように思う。なのでこれ以降の変化は、新しい知識を得たことによる変化というより経験を通じて理解の仕方が変化したことによるものになってゆく。
この段階で「待つ方が強い」というアドバイスを受けたものの、自分の認識する待ちは4弾くらいのエリーゼやらセネリオやらヘンリーみたいな「おまえがなんも出来なくなるまでリソース稼ぎまくって待つよ」な人たちだったので、「待つっていっても目的が不明」と思い聞いていた。有識者は「リョウマカムイサイラスリリスまで待つ」なのだが、自分は「相手が死ぬまで待つ」なので噛み合わないのも道理であった。
後述するが、「相手が死ぬまで待つ」にはリソース源がもの足りず、かつ他の奴らの方が「相手が死ぬまで待つ」が出来そうなので、だんだん早めに殴り殺す方針になってゆく

日付:11/8
出来事:
フリー
この日より前、黄色やエリーゼのリソース稼ぎ量を見て、透魔でガン待ちは厳しいかもと認識していた。
紫、シグルド、アクア入り透魔とのミラーの経験を基に「相手が死ぬまで待つ」はリソース的に厳しいと判断
「ガン殴りして相手に日和の選択肢を取らせ続ける」というコンセプトに絞ることに
コンセプトの認識の変化:
「相手が死ぬまで待つ」から「とっとと殴り殺す」に変化。
1cタクミが入ってきたりと攻撃的になってくる
振り返り:
このタイミングこそ、最もアドバイスから遠ざかったタイミングで、かつ誤解の流れが顕著に現れた一番重要なタイミング。
前述の通り、透魔カムイに求められる待ちとは「コンボが揃うまで待つ」ことなのだが、そこの認識違いによりアドバイスされたコンセプトを完全に捨てるに至る。
こうなったのには次の原因がある
1.待つ目的が明確でなかったこと。待つ目的は本来コンボパーツを揃えることだが、そういう認識をしていなかったこと
2.最初に取ったスタンスがユニット展開から殴るというスタンスだったため、リリスやサイラスなどのコンボパーツを序盤に盤面に並べてなんやかんや処理されることが多く、コンボの達成率が低くなっていたこと。結果コンボを使うことへの意識が低くなっていたこと

振り返ると誤解が発生する理由もわかる。それぞれ対策を考えると
1.最初にとことん他人の動かし方を見る。行動を取った理由とか考えずとにかく猿真似をする。
自分の中で合理的な手段を取ると、そのときに自分の見えていない要素を加味しない行動になる。すると、その要素が極めて重要なものであった場合、いつまでもそこに気付けずに停滞してしまう
2.これが強いだとか、そういった漠然とした認識についてはとことんメカニズムを理解しにかかる。一般に意志決定の際には「事象の発生確率×事象が発生した際の効果」を考えるべきと言われるが、当然ゲームにおいてもそれを考えるべきであった。今回の例で言うと、コンボの達成できる確率を低く見ていたから殴り殺すコンセプトを採用したが、これは理解をしようとしなかったことに起因している。

この辺の話こそ、ありとあらゆる要素に転用できることと思う。自分がなにかに取り組むにしても、他人になにか教えるにしても、この謂わば「誤解の流れ」を意識できるかで、成果を出す時間に大きな差が生まれるのではと思う。

日付:11/14
出来事:
特級透魔アドバイザー(日本に4人しかいない)サカイさんからの指導
クロムとのスパーリングを経て、前述の誤解が完全になくなる。
コンセプトの認識の変化:
コンボを達成して勝つ、そのために待つという認識へ変化。キングダムの合従軍編で媧燐がいってたやつ。
前述の誤解が完全に解けた形になる。クロムという相手が透魔カムイのコンセプト理解に最適だったということか
振り返り:
前述の誤解について、後から打ち消す方法がここに詰まっている気がする。結局のところ気付かないものには見せてやらせて無理矢理認識させることが有効なのだろう。これにて、少なくとも基本的な動きについては、理解した上でオスティアに向かうこととなる






ここまでが透魔カムイを使用するにあたり経験した一連の流れです。これをもとに透魔カムイをオスティアに持ち込み、見事チームが2位という輝かしき戦績を収めることができました。
それでは、ここからは、オスティアでの対戦リプレイをご覧ください。






1戦目 かむい
めっちゃ頑張ったけどまけた
2戦目 じる
めっちゃ頑張ったけどまけた
3戦目 まるす
めっちゃ頑張ったら勝った
4戦目 にの
めっちゃ頑張ったら勝った
5戦目 ゆりあ
めっちゃ頑張ったら勝った
6戦目 くろむ
めっちゃ頑張ったら勝った
7戦目 ふぃる
めっちゃ頑張ったけどまけた


つかれた